ポケモン化石博物館に行ってきました!【群馬編】

企画展

こんにちは。
古生物、化石が大好きなSayakaです。
今回はポケモン化石博物館についてです。
国立科学博物館で開催されたときにも一度行きましたが、私の地元である群馬でも開催されたので感慨もひとしお。
私は初日から最終日まで20回近く楽しませていただきましたが、ホントあっという間でした。

そんなポケモン化石博物館のことを振り返って行きたいと思います。
(紹介というよりも感想、日記的な意味合いの方が強い記事です)

ポケモン化石博物館初日の様子

ポケモン化石博物館仕様の入り口

2023年7月15日、いよいよポケモン化石博物館が群馬県立自然史博物館にやってきました!

開館時間前には見たこともないような大行列。
本当にここが群馬なのか疑ってしまうような光景でした。


ポケモンの影響力すごいなぁ…😳』


化石を観る前からすでに圧倒されています。
来館者はみんな当然のように博物館入り口のピカチュウやプテラと写真撮影をしていました。

初日のプテラ&発掘ピカチュウ(落ち着いて撮影をする余裕がありません^^; )

私がプテラを撮ったときは来館者でごった返していたのでブレブレの写真になってしまうほど。
遠くのほうで小さく発掘ピカチュウがお出迎えしてくれているのが見えましたが写真は撮れず…

グッズ販売は中庭で行われていました。
初日は90分並びました
時間がかかってしまったのは来館者の多さと電波の調子の悪さがあったのかなぁと。
(多くの人に来館してもらって展示を楽しんでもらえるのはとても良いことなのですが)

群馬県立自然史博物館は立地的に電波環境があまり安定しないんですよね。
電子決済を希望する方が多かったらしく、スタッフも大変だったと思います。

高桑先生と相場先生も慌ただしく中庭と館内を行き来されているのを見かけました。
(さすがに声はかけられませんね…)

お疲れ様でした。

平日のポケモン化石博物館

初日はすごい盛況ぶりだったので、写真は控えめでした。
平日なら撮れるかと思い、別日のピークの落ち着いたころに撮り始めました。
館内の展示をいくつか振り返ります。

アクリオセラス

アクリオセラスの化石

入ってすぐの目を惹くアンモナイト。
こんなに大きいんですね!
ここまで成長するにはどのくらいの時間がかかるのか、想像が膨らみます。

たくさんのアンモナイト

前半期のアンモナイト展示

アンモナイトの展示がとても充実してます。
巻き方にもいろいろな種類がありますね。
突起の大きさ、有無などの違いに着目するのも面白いです。

顎器が保存されたアンモナイト

顎器が保存された化石もありました。

ハルキゲニア

ハルキゲニアの化石

前後上下、復元が何度も変わってきたハルキゲニア。
化石は初めて観ました。
(相場先生に聞いてみたところ、豊橋市自然史博物館あたりから追加された化石で国立科学博物館巡回時にはまだなかったようです。)

定時解説のときにはハルキゲニアの復元変遷の紹介があったのが個人的に良かったです😄
展示されている化石やパネルを観るだけではわかりにくい部分を補足していただけるのはとても嬉しいですね!

化石発掘のパネル

化石発掘のパネル

国立科学博物館のときには気がつきませんでしたが、アイバ博士のベルトがアンモナイトみたいになってたのですね〜。

アマルガサウルス

アマルガサウルスの骨格

群馬にいながら初めて観ました。
この骨格、前は神流町恐竜センター(群馬県内の博物館)で展示されていたそうです。

ティラノサウルスの頭骨

ティラノサウルスの頭骨

チゴラス、ガチゴラスの隣に展示されていました。
迫力ある並びですね。

アマルルガ

アマルルガの骨格模型

アマルルガが居るの、良いですね。

帆の部分が化石として再現されてるのはこだわりを感じます。
化石として残りにくいと言われる軟組織の保存ですね。
もしも現実世界でアマルガサウルスの帆が保存されている化石が見つかれば大々的なニュースになるのだと思います。

トリデプス

トリデプスの骨格模型

正面に立ってみると威圧感を味わえます。
垂直に立ちはだかる壁という感じです。
トリケラトプスのような前方方向に生えた角はありませんが真横に向かってのびる角がありますね。

トリデプスのパネル

トリデプスに「しんか」して派手になったという説明もあり、ディスプレイの役割も持っているのかなと思います。

オムスターとアバゴーラ

オムスターの生体復元

オムスターは生体復元が実物大で展示されていました。
高さ1.0m、国立科学博物館でも見ましたが結構大きいですね。

私がオムスターを見ていて気になったのはアバゴーラとの関係です。

プロトーガ&アバゴーラのパネル

図録からの情報ですが、プロトステガやアーケロンがモデルになっていると思われるアバゴーラもアンモナイトがモデルになっていると思われるオムスターを食べていたと紹介されていました。

何が気になったかというと「すばやさ」に関して。

野生のポケモンの場合、個体数的にオムスターに追いつけるアバゴーラがどのくらいいたのかな?と思ったりします。
(オムスターはS上昇関与特性が2種、アバゴーラは1種。人為的に孵化厳選ができないので個々の特性を持って産まれてくる確率だったり種族値だったりを考えるとオムスターに追いつけず、捕食できないアバゴーラも一定数いたのではないかと思います。)

ゲームシステムを含んだ考察で、一部からは揚げ足取りとも言われてしまいそうですがいろいろな角度から想像を膨らませることができるのはポケモン化石博物館の面白いところだと思っています。

リリーラとユレイドル

リリーラの生体復元

ウミユリがモデルになっていると思われるこのポケモンたちもなかなか面白い特徴を持っています。
しんかによって触手の生える場所が変わる理由とかも気になります。

リリーラ&ユレイドルのパネル

ユレイドルはウミユリに近い特徴を持ちながら部分的にウミシダ(茎部を持たず、冠部のみ、さらには自由に這いまわることも可能)もモチーフに含まれるのかもしれないですね。

常設展示でも観られるポケモン化石博物館

会期中は常設展示の一部も企画展仕様になっていました。

タカクワ博士のパネル

タカクワ博士のパネル

常設展示ではいたるところにタカクワ博士のパネルが設置されています。
パネルは全部で8枚ありました。
ピカチュウが一緒に描かれているのでポケモン化石博物館の関連パネルであることが一目でわかります。パネルを探しながら常設展示を観るのも楽しいですね😄

ケラトプス科の頭骨模型

ケラトプス科の頭骨

常設のトリケラトプスの足元に展示されています。ポケモン化石博物館の模型は色味や質感が統一されているんですね。

プテラノドン(幼体)

プテラノドン(幼体)

こうしてみると幼体はとても可愛いですね🤗
必死に親のプテラノドンから餌を貰おうとしている姿にも見えます。

企画展関連イベント

ポケモン化石博物館に関連して、講演会やワークショップなど楽しいイベントがたくさんありました。私が参加できたイベントを紹介します。

真鍋先生の講演会

企画展講演会 「ポケモン」と恐竜・古生物

2023年8月2日、ポケモンと恐竜・古生物の違いを紐解いていく講演会が行われました。
恐竜博2023に関連した内容にもなっていて、この夏に国立科学博物館に行った人ならとても親近感の湧く内容でした!

また、シーラカンスの解説もあって海展の紹介も抜かりなく、国立科学博物館と群馬県立自然史博物館のハイブリッドのような贅沢時間でした。

小林先生の講演会

企画展講演会 恐竜研究最前線 in 2023

2023年11月12日、恐竜研究の最前線を学べる講演会が行われました。
論文が世に出る前の貴重な資料の数々。
海外での発掘調査の様子なども知ることができ、夢の膨らむ内容でした。
子供達の熱量も小林先生を上回るような勢いで、素晴らしい時間でした。

(恐竜が好きな気持ちをずっと忘れないでいてほしいなと、誰目線かもわからない不思議な気持ちになりました。)

相場先生のワークショップ

企画展ワークショップ アンモナイト研究体験! 化石のクリーニングに挑戦しよう

2023年12月3日、最終日に行われたワークショップ。
アンモナイト化石のクリーニング体験です。
最終日にして最高に面白いワークショップでした✨
このワークショップは改めて別記事にします。
アンモナイト研究体験! 化石のクリーニングに挑戦しよう

追加展示

2023年9月23日からは化石がさらに追加されてパワーアップ!
盛りだくさんのため、こちらもまとめてみます。

追加されたのは

  • アンモナイト
  • マウソニアの頭骨
  • プレノケファレの頭骨
  • プロトステガの頭骨
  • オオトンボ目の翅
  • コスモケラトプスの頭骨
  • 亜成体のティラノサウルス(ジェーン)

の7つで全てかと思います。
(解説員の方にも念のため確認しました)

アンモナイト

後半期のアンモナイト展示

前半期の展示と比べてみるとショーケースの並び順が変更されていますね。

アンモナイト展示の変更箇所に印をつけてみました。(一部)

追加された化石全てに印をつけるとごちゃごちゃするので、特に変わった部分だけにしたつもりですが、それでもごちゃごちゃしてますね💦

かなり大胆な変化です😄
わかりやすいのは中央のマミテスですかね。

マミテス

「マンミテス」と表記することもあるこちらは他のアンモナイトと比べても厚みがあってゴツゴツとした見た目をしています。

マウソニアの頭骨

マウソニアの頭骨

こちらはシーラカンスの一種です。
前半期では現生シーラカンスの隣は何もなかったのですが、この場所に追加されました。
マウソニアは主に南アメリカや北アメリカなどで見つかります。中でも最大の種がマウソニア・ラボカティ。
推定体長が3.8m。それをもとに作られたレプリカです。

プレノケファレの頭骨

プレノケファレの頭骨

ステゴケラスの隣にプレノケファレが追加されました。
堅頭竜類は頭頂部のドームの特徴から別種なのか成長段階の差によるものなのかという点で議論される、とても興味深い恐竜です。

メジャーなパキケファロサウルスはポケモン化石博物館では初日から展示されていました。
ラムパルドとの比較ができますが、プレノケファレの追加でまた新しい見方もできるようになっていて面白い展示になっていました。

プロトステガの頭骨

プロトステガの頭骨

追加されたプロトステガの頭骨は前半期から展示されているものよりも大きなものになっています。

オオトンボ目の翅

オオトンボ目の翅

メガネウラの実物大生体復元とムカシアミバネムシの実物大生体復元の2つが展示されていたショーケースにオオトンボ目の翅が追加されました。


実物大生体復元と並ぶオオトンボ目の翅

生体復元が実物大になっているので、ここでは特に翅の大きさについて比較することができるようになっています。

コスモケラトプスの頭骨

コスモケラトプスの頭骨

この展示はトリケラトプスの隣に追加されていたのでとてもインパクトのある展示だと個人的に思っています。

私はコスモケラトプスという角竜類をこの展示で初めて知りました。

このフリルどうなってるの?
これは誰?
全然知りませんでした。

説明を読んだら納得。

コスモケラトプスの説明パネル

「飾られた角の顔」
どうやら2010年に報告されたケラトプス科らしい。
角が横に向かってのびてるのも面白いです。
(トリデプスに似ていますね)

頭骨をパッと見るだけでも本当に形状が多種多様で、ケラトプス科の魅力ってこういうところにあるんだなぁと改めて感じました。

亜成体のティラノサウルス(ジェーン)

亜成体のティラノサウルス(ジェーン)

ジェーンを発見したときは驚きました。

前半期ではティラノサウルスは頭骨しかなかったし、常設のほうでも全身骨格は展示されていないのでティラノサウルスは観られないと半ば諦めていました。
国立科学博物館の常設や恐竜博2023の展示(バッキー、スタン、スコッティ、タイソン)と比べるとかなり細身。成体との違いを感じることができてこれも素敵な展示です。
そしてそれを群馬で観られたことが純粋に嬉しい。

ティラノサウルスは超有名な恐竜ではあるけれど、これが後半期に追加された展示であること(前半期にはなかったこと)に気づいた人はどれくらいいるのかな?と少し気になったりもします。
前半期の展示を観た人は後半期の展示もセットで、どこがどう変わったかをぜひ観てほしいですね。

間違い探しではないけれど、変化に気づくのも博物館の面白さの一つだと思います。

ポケモン化石博物館最終土曜日&日曜日の様子

最終土曜日

2023年12月2日、最終土曜日はかなり混雑していました。
それこそ初日を彷彿とさせるような感じです。
駐車場も満車で駐車できるところを探してずっとグルグル。

この日は発掘ピカチュウとの最後のグリーティングの日で小さい子が特に多かった印象です。

発掘ピカチュウ

私は発掘ピカチュウの登場のタイミングで会えました😄
かわいい💕

最終日曜日

2023年12月3日、最終日曜日は一番混むと踏んでいましたが2日(最終土曜日)ほどではありませんでした。
ワークショップ後の博物館はだいぶ快適に回れた印象です。
ワークショップも楽しめたし展示も楽しめた。
そういう点では個人的にはとてもありがたい最終日でした。

閉館時間の17:00になると辺りはすでに真っ暗。

最終日、閉館後の入り口


これで終わってしまうと思うととても寂しくもなりました😔

まとめ

ポケモンというコンテンツと現実世界の古生物たち。
それは無関係ではなく、双方に興味関心の入り口となっているということを強く感じました。

思い返してみれば子供の頃、初めて知った(かわいいと思った)ポケモンはオムナイト。
理由はやっぱりアンモナイトに似ていたから。
私は古生物がスタートでその後にポケモン(特にオムナイト)を好きになりました。
ポケモンを好きになってからはシールを集めたりもしてました。

ポケモンパンのオムナイトのシール

そして、いろいろあって10年以上も距離を置いていた古生物と再び引き合わせてくれたのが今度はポケモン(国立科学博物館のポケモン化石博物館)でした。

その企画展の巡回地が今回は群馬県立自然史博物館だったので何度も通わせていただきました。

あの頃好きだったものがずっと好きで、またそれを口にして「好き」と言えるようになったことを今はとても幸せに思います。

展示内容のことでは、国立科学博物館では展示されていなかったものがいくつもあり、博物館ごとに少しずつ展示内容を変えているところにこだわりを感じました。
この先の巡回ではどんな化石が観られるのか、注目ポイントですね!

岩手、熊本…と追っていくのは難しいかもしれませんが、私は国立科学博物館と群馬県立自然史博物館でとても楽しませていただきました。
ポケモンにも古生物にも、総合監修の相場先生にも本当に感謝です✨

最後に

最終日には相場先生と高桑先生にお話を聴くことができました。
化石の採掘ができそうな場所やポケモン化石博物館のこれからの展示など、とてもワクワクするお話で楽しい時間になりました。

追加展示が可能かどうかはその博物館に研究者が在籍しているかどうかで変わるとのことで、群馬県立自然史博物館の展示がこんなにも素晴らしいものになったのは高桑先生のご尽力の賜物だったということがひしひしと伝わってきました。

思わず、ジーンとしてしまいました。


お二人のサインも図録に入れていただき、私にとって想い出に残る最高の企画展でした。

相場先生と高桑先生にサインをいただきました。

相場先生、高桑先生、本当にありがとうございました。

コメント

  1. 工藤好弘 より:

    Sayakaさま、XではFFさせて頂いています。工事中のひろです。
    ブログ開設&ポケモン展レポ、おめでとうございます。そしてお疲れ様です。^^
    群馬のポケモン展も盛況だったようですね。ポケモン自体のパワーもありますが、各開催毎に展示内容に変化をつけていることも、成功の理由かも知れません。
    レポのまとめ方も読みやすくて良いと思いました。Xは速達性重視ですが、ブログはじっくり編集出来るので、じっくりと腰を据えて続けて頂けたらと思います。^^
    展示では”ジェーン”が来ていたとのことですが、群馬の企画展では様々なティランノサウルス類の全身骨格が過去に来ていますので、今後も来ると思います。^^

    • sayaka より:

      ひろさま、コメントありがとうございます!
      Xをいつも拝見しています。

      群馬のポケモン展も盛況でした✨
      まだ手探りではありますがブログの方向性も少しずつ固めていきたいと思っています。
      腰を据えて続けていきたいですね。

      群馬にもティラノサウルス類の全身骨格が過去に来ていたのですね。
      私は博物館に再び通い始めるようになってからまだ日が浅いので知りませんでした。
      博物館の図書コーナーで過去の企画展などについても勉強したいと思います。
      教えていただきありがとうございます😄

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