【特別館長のおすすめ】常設展示の見どころ紹介

群馬県立自然史博物館

こんにちは。
古生物部屋のSayakaです。
今回は群馬県立自然史博物館の常設展示から見どころを紹介してみようと思います。
ご意見をいただいたのは特別館長の真鍋先生です。

おすすめの常設展示

真鍋先生にお聴きしたのは2023年5月13日。
「いのちのひろがりと進化のおはなし」という講演会が行われた日です。
講演会終了後に質問をさせていただくことができました。

「群馬県立自然史博物館の展示の中で、真鍋先生が思う、これを観ておけば間違いないという展示はどんなものがありますか?」

ざっくりとした質問で恐縮だったのですがお話ししてくださいました。

トリケラトプス全身骨格のボーンベッド

トリケラトプス全身骨格のボーンベッド

トリケラトプスのボーンベッドを展示しているところが珍しい。
実物を展示していて、それをガラス床の下にしまっているのもユニーク。
発掘現場の様子を上から見下ろす形で観られるのがおすすめポイントになっているようです。


ガラス床のすぐ側にはボーンベッドのトリケラトプスをもとにして復元された全身骨格のレプリカがあり、それも合わせて観てほしいと教えてくださいました。



トリケラトプスの全身骨格レプリカ


ボーンベッドについては群馬県立自然史博物館の総合案内(常設展示の図録)の中にも記述があります。

群馬県立自然史博物館 総合案内

以下、引用です。

ボーンベッドとトリケラトプス
これは、アメリカで見つかった、一体分の角竜類、トリケラトプスの化石発掘現場の再現です。化石は、頭蓋を除き実物で、その配置は実際の産状にほぼ準じています。死後水流等により、頭や手足の骨が動いています。上に展示している全身骨格は、この標本を元に、未発見の部分をほかの標本などで補って、復元したものです。

群馬県立自然史博物館 総合案内 P.22より

博物館の図録にもしっかり載っています。
これは間違いなく推されている展示ですね。

ディノサウロイド

ディノサウロイド

もしも恐竜が絶滅せずに生き残っていたら?
人のような姿に進化していた「かもしれない」を展示している。


現在の研究とは全然違うのだけれども、だからこそ、その違いをよく観察して楽しんでもらいたいと話してくださいました。



群馬県立自然史博物館の図録では紹介がされていない展示なのですが、ディノサウロイドを常設で出しているところは珍しいようです。
また、国立科学博物館で行われた恐竜博2019ではディノサウロイドが出張していた(貸し出されていた)らしいです。

※この頃(2019年)は博物館巡りをしていなかったので私Sayakaは知りませんでした。記事を書くにあたり、恐竜博2019のことを調べてようやく知りました。監修の真鍋先生にディノサウロイドのことを直接お聴きできていたことはとても貴重でした。


恐竜に大きくスポットが当たる「恐竜博」での展示に使用されたということは恐竜研究の歴史を知る上でもとても大切な資料となっているのですね。

まとめ

特別館長の真鍋先生から教えていただいたおすすめポイントは次の2つでした。


・トリケラトプス全身骨格のボーンベッド
・ディノサウロイド


1つ目のポイントに挙げられたボーンベッドは、その道にいなければなかなか想像しづらい化石の発掘現場が観られるということで古生物学への導入としても素敵な展示なのではないかなと私も思います。
トリケラトプスの展示は順路通りに進むと1番最初に目にする恐竜になっているので、この化石を観ることで恐竜時代のロマン、化石発掘のロマンに魅了される方もきっと多いことでしょう。


2つ目のポイントはディノサウロイド。
これをはじめに聞いたときは意外でした。
個人的には化石(カマラサウルスあたり)が入ってくるのかなと予想していたのです。

この展示の面白い点は最新の学術とは違うところが逆に見どころになっているところです。
「ディノサウロイド」で検索するとサジェストに「トラウマ」と出るので万人受けではないのかもしれませんが、恐竜研究の歴史が感じられるので興味のある方はじっくりと博物館で観てほしいですね。

まだ群馬県立自然史博物館に行ったことがないけど行ってみたいと思っている方は特別館長の真鍋先生の推し展示(今回紹介させていただいた2つの展示)を参考にぜひ楽しんでみてくださいね✨

最後に

真鍋先生には国立科学博物館の恐竜博2023と群馬県立自然史博物館で2回お話しをさせていただきました。
質問させていただくことで、自分では気づかないような(知らなかった)博物館の魅力を知ることができました。

恐竜博2023の図録にサインを入れていただきました。

真鍋先生、とても興味深いお話を聴かせていただきありがとうございました。


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