埼玉県立自然の博物館に行ってきました。

博物館

こんにちは。
古生物部屋のSayakaです。
久々のブログ更新ですが、埼玉県立自然の博物館に行ってきたのでそのこと書いていければと思います。

埼玉県立自然の博物館

2024年3月23日、埼玉シェルワールド(令和5年度特別展)以来2度目の来館です。
ここの博物館はパレオパラドキシアの実物骨格やエントランスに居るメガロドンの復元モデルなど、インパクトある展示が魅力的ですね。
今回は「巨大ザメ“メガロドン”研究最前線!」という講演会があるとのことで足を運びました。

展示内容

この日は化石発掘体験と講演会が主な目的だったので、展示はそれほど観られなかったのですがいくつかご紹介します。

パレオパラドキシア

パレオパラドキシア

化石展示の中心はやはりパレオパラドキシアになりますかね。

「歩く」、「泳ぐ」、「食べる」

3つの姿勢の違いが観られるのが素晴らしい!
手前から順に小鹿野町般若、秩父市大野原、岐阜県土佐市泉町から産出した標本をもとに復元されています。


壁面には大野原標本産状模型、般若標本産状模型があります。

パレオパラドキシア大野原標本産状模型
パレオパラドキシア般若標本産状模型

般若標本産状は交連が綺麗に残っているように見えますね。


般若産出骨格化石は世界3例目のパレオパラドキシア全身骨格です。

般若産出のパレオパラドキシア

首から腰まで残っていて、骨折痕や背骨に付着するサメの歯などが確認できます。

サメの歯が確認できるパレオパラドキシア



大野原骨格標本は頭から腰までが残っている、見応えのある展示になっています。
世界で2体目に発見されたパレオパラドキシアの全身骨格です。

大野原産出のパレオパラドキシア


下の写真は去年撮影した写真ですが、部分的な標本も多数観ることができます。

臼歯や脊椎骨などの部分的な標本


メガロドン

メガロドンの歯

メガロドンは見事な歯群、73本の歯化石がまとまって見つかったということで象徴的に展示されています。
博物館に入って真っ直ぐのところには顎も。

その傍には楯鱗があり、顕微鏡で拡大したものも観られるようになっています。

メガロドンの楯鱗

これを一つ一つサイズ計測するのはなかなか骨の折れる作業にも思えます。

そして、頭上を見れば復元模型。
メガロドンの大きさを体感できます。
(体長に関しては様々な推測があるようですが。)

メガロドンの生体復元模型


プレイベント「化石発掘体験」

化石発掘体験

講演会の前のイベント。
1500万年前の葛袋の岩石をタガネとハンマーで割って化石を見つけ出します。
このようなイベントは去年、群馬県立自然史博物館で参加しました。

そのときは北海道のノジュールだったのですが、そのときのものと比べると石自体がだいぶ柔らかくて作業は進めやすい感じでした。
サメの歯を取り出せた参加者もいて歓声が上がっていました。
私は貝化石でした。

プレイベントは50分であっという間でしたが、10分後には講演会が始まります。
結構なタイトスケジュールです。

講演会「巨大ザメ“メガロドン”研究最前線!」

巨大ザメ“メガロドン”研究最前線!

講演会は自由席。
私は最前列中央に座りました。
(なかなか肝が据わってきたなぁと我ながら思います笑)

最初はメガロドン発見者の関根先生の講話です。
発見当時の様子を思い出しながら話していただきました。
運び出すのが難しいほどの化石を見つけた時の心境。そして、このメガロドンの歯が科博に移管されていたかもしれないということまで。

「埼玉で発見したものは埼玉で展示をしたい。」

関根先生の熱い思いや働きかけが実り、埼玉県立自然の博物館で展示が叶っていることを力説されていました。


高桑先生の講話ではメガロドン研究の研究最前線が学べました。
楯鱗からわかるメガロドンの遊泳速度や、その推測される遊泳速度の場合に考えられる代謝熱の発散についてなど、とても興味深い内容でした。

それと、各地の博物館で展示されているメガロドンの顎は「なんちゃって復元」が多いのだとか。
復元のお話は講演後に個人的にお話しをうかがったのですが、埼玉県立自然の博物館は丁寧に展示がされているようです。

メガロドンの顎

※「歯群から復元されたため、世界で初めて正確に復元された。」と埼玉県立自然の博物館展示解説書でも紹介されています。

どうやら群馬県立自然史博物館のメガロドン展示も「なんちゃって」の部類に入るとか入らないとか…
いろいろな博物館でメガロドンの顎を見比べてみるのも面白そうですね✨

まとめ

埼玉県立自然の博物館。
メガロドン展示とパレオパラドキシア展示がとても充実した博物館でした。
埼玉シェルワールドを観るために訪問したときはパレオパラドキシアに目を奪われがちだったのですが、講演会を聴くとメガロドン展示が埼玉で観られるありがたさをより感じられたように思います。

他にもチチブクジラのホロタイプ標本やオガノヒゲクジラなどの天然記念物展示が印象的だったりもします。
地学展示ホールでは岩石や鉱物、地質など見どころ満載。

埼玉の自然に触れられる良い博物館でした😊

アクセス・その他

埼玉県立自然の博物館
●開館時間/午前9:00~午後4:30(7、8月は午後5:00まで)
●休館日/月曜日(祝日・7、8月は開館)
 12月29日~1月3日、他臨時休館あり
●観覧料/一般   200円
     高校生  100円
     ※中学生以下無料

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